黒いクラウンが駅前にスーッと入って来た。中から人相の悪そうな大小コンビの若者が2人出てきた。私と目が合うと大きいほうの若者が、「お前が名古屋から来た奴か。」と来たもんだ。何だか私を道場破りに来た奴とでも思ったかのような出迎え方だある。もう少し丁寧なあいさつが出来ないものかと思う次第。車に乗り込む。明かりのない山の方にどんどん入っていく。又思う、えらいところに来てしまったなと。小一時間ほど走ると雪の中、山門のあかりがみえた。
辺りは闇、その中の明かりが心を癒してくれる。到着、雪降る中、山門前で待てと下される。